近年佐賀県は、アニメやゲームの会社とコラボして、
知名度を上げようとする企画をいくつか立ち上げていますが、

またまたゲーム会社とのコラボ企画が立ち上がったようです。




その名も、




ストリートファイター佐賀!


SFS



ストリートファイターとは、
大手ゲームメーカーカプコンの大ヒット格闘ゲームで、
90年代一世を風靡しました。


そのストリートファイターⅡに出てくる各キャラクター名を冠した、
佐賀の名産品を販売するようです。


詳しくは、公式サイトを見てください。


ちなみに公式サイトは、
アーケードゲーム”ストリートファイターⅡ”の
ゲーム画面そのまま(に近い)構成になっていて、


非常に凝っています。


この企画にかける意気込みが伝わるサイトとなっていますので、
ぜひご覧ください。


ストリートファイター佐賀公式サイト


このように佐賀県は、低い知名度と地味なイメージ脱却のため、
涙ぐましい努力を続けています。



そんな佐賀県が、とんでもない大風呂敷を広げたことがあります。



それは・・・・





アジアのハリウッド構想!




これは、全国から映画製作者を集めたり、
新たにクリエイターを育てたりして佐賀発の映画を制作する事や、

映画のロケを誘致して、佐賀をハリウッドのような映画の都にしよう・・

という壮大な構想です。




本当にやる気なのか?

本当に出来るのか?



もし何か関われる事があるならやらせてもらいたいと思って、
研修会に参加しました。


研修会は、2006年から2007年にかけて数回行われたようです。
私も2回ほど研修会に参加させていただきました。


最初に参加したのが、


2006年11月26日の

第一回ディレクター育成研修
「映画製作の現場から」

というもので、

02

講師に、映画プロデューサー・監督の奥山和由氏、
ゲストに女優の白石美帆氏を迎えて、

佐嘉神社記念館の大広間で行われました。

ここでの研修内容は、奥山氏がプロデュース・監督した映画の
制作過程や裏話を中心に、

現場の人間関係の難しさや、いかにして資金を調達するかの話など、
非常に興味深く映画ファンなら聞き入ってしまう面白い話が、
どんどん飛び出して、
映画製作の魅力や困難さを知る事ができたのを覚えています。


特に「その男凶暴につき」で、今や世界のキタノとなった、
北野武監督が誕生した裏話は、たけしがマルチな才能を発揮した話として、
思わず聞き入る貴重な話でした。

03
次にゲストに来ていた白石氏が、奥山氏プロデュースの映画で、

自身が主演した”ベルナのしっぽ”の撮影秘話と、
映画の宣伝をしていましたが、

さすがに女優だけあって、
近くで見ると美しくオーラも出ていました。

その後参加者に、鑑賞券を配って研修会は終了となります。

結局この映画は観ることはありませんでした。



その後、第二回・三回と研修会は続いたようですが、
場所と時間が合わずに参加していません。


そして、2007年2月10日の第四回目の研修会。

「ディレクター養成研修」

に参加しました。

場所は、ホテルニューオータニ佐賀です。
01
この時は、映像メディアの第一線で活躍している
4名の講師を迎えての研修でした。


神田敏明氏は、当時ブレイクし始めたYoutubeの現状と今後の予想など、
動画配信の可能性についての話が中心でしたが、

ブログやホームページのコンテンツ制作や、
動画撮影などに関する造詣が深く、
話も非常に面白かったという印象です。

そう言えば、2006~7年頃はSNSと言えば、
MIXIミクシィが中心じゃなかったかと思われます。

と言うか、ミクシィしかありませんでした。

マイミクとか言ってましたねw

あれだけ流行っていたのに、今ではほぼ消滅するとは、
ウェブメディアの流行り廃りの激しさを感じずにはいられません。


ちなみにツイッターとフェイスブックが普及するのは、
2009年頃からです。

そのフェイスブックもインスタに押されています。

グーグルプラスとかTSU(スー)とかありましたが、
消えたかパッとしないですね。


今は、インスタグラムとlineが幅を利かせていますが、
これらも将来は、どうなるかわかりませんね。


神田氏以外の3人は、主にウェブやコンテンツ制作に関する
技術的な話だったと思います。


全体的に興味深くて面白い話が聞けて満足はできました。


研修会に参加して思ったのは、
映像業界で活躍している第一人者の話を聞くのは、
面白いし参考にはなっても、


佐賀県として何をどうしたいのかの具体的な議案が無くて、
この先本当にハリウッド構想が実現するのかどうか疑問に思えました。


その後、さらに研修会があったのかはわかりませんが、
結局自然消滅してしまったようです。


そう言えば、何年か前から佐賀がタイのドラマのロケ地になり、
何度か撮影が行われていますが、

これはまた別の流れでタイと繋がりができたので、
これはこれで良かったのかも知れませんね。


今思えば、そんなハリウッドなどという大風呂敷を広げなくても、
昭和の映画街を再現する構想とか言って、


呉服町のアーケードから松原にかけて映画の街を作るくらいの事を
しておけばよかったような気がします。


まぁこれは、
映画評論家の西村雄一郎氏も言っていた構想ですけどね。


映画に関する残念な企画倒れは、
まだありますので追々書こうかと思います。




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