SAGA佐賀マニア~佐賀のマニアックな情報発掘

佐賀の歴史スポットや気になるお店、街歩きネタを発信しています。

佐賀の映画館跡を訪ねるシリーズ。
伊万里(市内)編です。
01
実は、去年の10月にロマ佐賀列車で唐津を訪ねた時、
ついでに伊万里も訪ねていました。
03
唐津駅に停車中の、筑肥線のロマ佐賀列車です。
1両編成となっています。
04
これに乗って伊万里へ向かいます。
05
筑肥線で伊万里へ行くのは初めてです。
06
いい感じのローカルな駅へ停車していきます。
07
伊万里駅へ到着しました。
08
09
伊万里駅周辺は、再開発が終わって見違えるほど整備されています。
10
以前の駅前がどうなっていたか分からないほど、
激変していました。
12
伊万里と言えば、伊万里焼という事で、
商店街の入り口には、こんな焼き物の人形が立てられていました。
14
駅から続くメインストリートですが、
シャッターが下りている店舗も目立ち、
あまり賑わいはありません。
15
伊万里の海岸には、カブトガニが産卵にやって来るので、
こんなタイルがはめられていました。
19
伊万里市内には、以下のような映画館がありました。

1、伊万里大映/伊万里大映映画劇場/伊万里大映劇場

1958年以後1960年以前開館。1970年以後1973年以前閉館。
1970年の所在地は伊万里市伊万里町甲413。

2、銀映劇場/銀映映劇/伊万里銀映伊万里銀映映画劇場/
伊万里銀映劇場/伊万里国際第2映劇/伊万里国際映劇/
伊万里第二国際

1955年以後1958年以前開館。1988年以後1990年以前閉館。
1985年の所在地は伊万里市浜町甲541。
跡地は「浜町交差点」南西40mにあるビル。

3、国際映劇/伊万里国際映画劇場/伊万里国際映劇/
伊万里第二国際映劇/伊万里国際劇場

1952年8月開館。1990年以後1992年以前閉館。
1990年の所在地は伊万里市浜町甲545。
伊万里市最後の映画館。
跡地は「国道204号浜町交差点」西南西60mにある駐車場


4、喜楽館/伊万里東映/伊万里喜楽館/伊万里東宝喜楽/
伊万里東宝喜楽館

1955年以前開館。1988年以後1990年以前閉館。
1985年の所在地は伊万里市浜町甲503。
跡地は「国道204号浜町交差点」南西60mにある雑居ビル。


5、大洋映画劇場/ニュー大洋/伊万里ニュー大洋映画劇場

1955年以前開館。1966年以後1969年以前閉館。
1966年の所在地は伊万里市東新町甲273。


「佐賀県の映画館 - 消えた映画館の記憶」より

20
この大きな交差点の手前にある通りが、
「映画館通り」と呼ばれる通りです。
映画館がなくなった今でも通りの名はそのままのようです。
21
今は飲み屋街となっています。
25
このビルが伊万里第二国際だったのでしょうか。
22
その斜め向かいにあるこの建物が、
伊万里東宝喜楽館だったビルのようです。
23
飲み屋が数件入った雑居ビルです。
24
映画館だった面影は見られません。
26
この駐車場の場所に、伊万里国際劇場があったようです。
1990年頃まで存在していた、伊万里最後の映画館だったそうです。
28
もう1館、伊万里大映劇場と言う映画館が、
この付近にあったようです。

非常に狭い通りですが、
4館もの映画館があった事に驚かされます。

最盛期には、どれほどの賑わいだったのだろうと思っていたら、
昭和30年代の映画館の写真が掲載されている
ホームページがありました。

【NPO法人まちづくり伊萬里】

 

025映画館通り(浜町)
NPO法人まちづくり伊萬里より

昭和37年の映画館通りです。
193東映
NPO法人まちづくり伊萬里より

この東映は、後の伊万里東宝喜楽館です。
22
現在この飲み屋雑居ビルとなっています。
192大映劇場
NPO法人まちづくり伊萬里より

この大映劇場は、場所が分からなかったのですが、
26
実はこの
伊万里国際劇場があった駐車場と、
同じ場所だったようです。
同じ場所に2館あったのでしょうか。

次に伊万里ニュー大洋映画劇場があった付近へ移動します。
SnapCrab_NoName_2023-5-21_10-19-9_No-00
場所ははっきりしませんが、古伊万里通りにあったのかもしれません。
30
途中、こんな蔵のような建物があると思ったら、
公衆トイレでした。
31
この辺りは、昭和の街並みが残っています。32
築50年以上は経っているような建物が、
多く見られます。
33
もう使われていない建物も目立ちます。
34
ここはたしか以前アーケード街だったと思いますが、
かなり寂れてしまっています。
35
そう言えば、あの黒澤明監督の資料館、
「黒澤明記念館サテライトスタジオ」
があったのはこの辺りだったな・・

などと思いながら歩いていました。
36
それにしても商店街の賑わいは、ほとんどありません。
37
もしかしたらサテライトスタジオは、
この建物だったのかもしれません。

いやわかりませんが、
なんとなくこんなイメージだったような?

それにしても、もったいない話です。

38
ネットカフェが営業していました。
人通りが少ない中、大丈夫だろうかと心配になるほどです。
39
昔ながらの建物が崩れそうなのを修理しているのでしょうか。
昔の建物をリノベーションして、
カフェなどにするのかもしれません。
40
もしかしたら商店街の通りではないのかもと思って、
大きな通りの方も確認してみます。
41
このカラオケの建物は、元映画館のようでもあります。
42
ここが映画館だった雰囲気はあります。

せっかくなので、近くを散策してみます。
43
閉店して何年にもなるような、個人商店が目立ちます。
ここは、お茶・たばこ店だったようです。
44
ここは花屋だったようです。
45
ここは衣料店が並んでいたのでしょうか。
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自販機が並んでいますが、電源は入っていませんでした。
店舗は酒屋だったかもしれません。
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ここはかなり古い建物で、やや傾いています。

看板の電話・下宿・貸間・建物・土地から、
不動産屋だったと思われます。
48
ここは小さな飲み屋だったのでしょうか。

駅前をちょっと離れると、
まだ昭和の名残が結構残っていましたが、
現在空き家がどんどん取り壊されているので、

これらの空き店舗も数年後には、
無くなっているのかもしれません。
49
伊万里駅に戻ってきました。

さっきの昭和の名残の通りと比べると、
別の街に来たかのように整然としています。
50
また筑肥線に乗り、山本駅で唐津線に乗り換え、
佐賀へと戻りました。


最近空き家の撤去が進んでいるようです。

それで以前から気になっていた、
多布瀬川沿いに残る空き家の様子を見に行ってきました。
01
もうずいぶん前からこのような空き家が川沿いに、
点々と残っています。

どの家も劣化が進んでいます。
中には崩壊しかけたような家もあったはずです。

この家は、まだそれほど劣化してない方です。
02
途中こんなアンダーパスを通りました。
落書きが多く、イやな雰囲気です。
03
ヤンキーが書いたのか、ちょっと意味不明。
04
ウサギ?と顔の間にXXX、何を思ってこんな絵を描いたのか?
05
この空き家には、ブルーシートが掛けられています。
06
この橋は、かなり古いようです。
07
大正時代の橋のようです。
現在は、車両の通行は出来なくなっていました。
08
ここは、比較的最近まで住人がいたような雰囲気です。
09
ここは、住人がいなくなってかなり経つようです。

右下の柵の端にピンクのリボンが付けられていますが、
これは空き家がある所に目印のように付けられていました。
まもなく解体されるのかもしれません。
10
ここは劣化が激しく、崩壊しそうです。
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ここも劣化が激しく、窓の一部が落ちそうになっていました。
手前のポールに、ピンクのリボンが巻き付けられています。
12
ここは藪に覆われてしまいそうです。
14
近くから見ると、玄関の扉が壊れていて、
部屋の中が荒らされた形跡があります。

空き家を放置すると、
いろいろと治安上の問題が起きてくるのも、
解体が進んでいる理由かもしれません。
17
途中こんな昭和の団地が残っている所がありました。
18
ここも比較的最近まで住んでいたような家です。
やはり門にピンクのリボンが巻き付けられています。
24
ここは土手の下にある空き家です。
比較的劣化は、少ないように見えます。
25
ここはただの藪に見えますが、
よく見ると、家があるのがわかります。
空き家になっていったい何年経つのか?
26
ここも土手の下にある空き家です。
27
劣化は少ないように見えます。
住人がいなくなって数年レベルでしょうか?
28
そしてここも藪の中に埋もれようとしています。

今回は、およそ3キロくらいの区間にある
空き家を確認しました。

多布瀬川沿いには、
まだ結構な空き家があるようです。

このような放置されて朽ちていく空き家には、
家財道具がそのままになっている事が多いです。

その家で、数十年単位での生活があった後、
ある日いなくなったかのようです。

一人暮らしで亡くなられたりすると、
家財道具の引き取り手がなく、
そのままになるのかもしれませんが、

窓や隙間から見える残された家財道具から、
なんとなく住んでいた人の人となりが垣間見えて、

何かやるせないような、
もの悲しさを感じるものです。



唐津駅近くの映画館跡を訊ねた後、
唐津駅と西唐津駅間にあった映画館跡へと向かいます。
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唐津呼子線を西唐津方面へ歩いていくと、
58
唐津第一病院があります。
59
この場所に、世界館という映画館があったとの事です。
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世界館/唐津世界館
『全国映画館総覧 1955』によると1920年3月開館。
1930年・1936年・1943年・1947年・1950年・1953年・
1955年・1958年・1960年・1963年の映画館名簿では「世界館」。
1966年・1969年・1970年の映画館名簿では「唐津世界館」。
1973年の住宅地図では「世界館映劇」。
1973年の映画館名簿には掲載されていない。
1982年の住宅地図では跡地に「有料駐車場」。
跡地は「唐津第一病院」。最寄駅はJR唐津線唐津駅。

★消えた映画館の記憶より

1920年3月開館となっていますが、
西日本新聞のホームページによると、
唐津で最初の映画館として、
1913年には開館しているようです。

写真が掲載されていますが、驚くほど立派な建物です。

61
この辺りは再開発で歩道も広くなり、
当時の面影はほとんど無くなっていると思われます。

1973年頃まで営業していたようですが、

映画館があったという痕跡は、
全く見当たりませんでした。

引き続き西唐津駅方面へ歩きます。
62
裏通りには、並行して旧街道が通っています。
63
旧街道の面影を残す建物が往時を偲ばせます。
64
街道沿いは、表通りとは全く違う閑静な住宅地となっています。
45
しばらく歩いて、西唐津駅にやって来ました。
西唐津駅近くには、みなと映画劇場がありました。
みなと映劇/みなと映画劇場/唐津みなと映画劇場
開館年 : 1951年4月
閉館年 : 1970年以後1973年以前
『全国映画館総覧 1955』によると1951年4月開館。
1950年の映画館名簿には掲載されていない。
1953年・1955年の映画館名簿では「弥生映劇」。
1958年・1960年の映画館名簿では「みなと映劇」。
1963年の映画館名簿では「みなと映画劇場」。
1966年・1969年・1970年の映画館名簿では「唐津みなと映画劇場」。
1973年の住宅地図では「みなと映劇」。
1973年の映画館名簿には掲載されていない。
1982年の住宅地図では跡地に「西唐津有料駐車場」。
跡地は「福成寺」北東180mにあるアパート「むらさきハイツ」。

★消えた映画館の記憶より

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映画館は、駅の少し先にあるアパートの場所にあったようです。
46
西唐津駅は、唐津線の終着駅です。
この駅は、福岡方面から来た電車が停車するので、
唐津線の西唐津駅ー唐津駅間は、
電化されています。

かつてここから呼子まで唐津線を延線する計画があり、
かなり工事が進んでいたようですが、
1980年頃頓挫しています。
47
駅周辺は、再開発が進んでいて歩道も広くなっています。
48
駅をちょっと離れると昔ながらの店舗が残っている、
商店街がありますが、
昨今のローカル商店街同様賑わいはありません。
49
駅周辺を一回りした後、
映画館があった場所へ向かいます。
この路地の先です。
50
現在住宅街となっています。
51
その一角にある、このアパートの場所に映画館があったようです。
53
当然というか映画館の痕跡らしきものは、何もありませんでした。
56
みなと映劇は、1973年頃まで存在していたようです。
1966年前後に閉館している映画館が多い中、
頑張って存続させていたのでしょうか。
65
西唐津駅に戻ると、
ロマサガ列車の車両が、
何両も止まっている事に気が付きます。

ここが唐津線の車両基地のようです。

このロマサガ列車には、
鉄道マニアらしき人達もそれなりに乗っていて、
唐津駅に展示してあったロマサガ列車の模型を、
熱心に見学していました。

何年もやっているという事は、
人気イベントとして定着しているのか?

そんな事を考えていると、

しばらくしてやって来たロマサガ列車で、
西唐津を後にしました。

佐賀の映画館跡を訊ねるシリーズ。
今回は、唐津の映画館跡を訪ねました。

今回訪ねたのは、唐津駅の近くの材木町近辺と、
西唐津駅近く、その間にある映画館跡です。

その1では、唐津駅近くの映画館跡の訪問記となります。
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唐津スカラ座・唐津センターシネマ

1978年以後1980年以前開館。1990年以後1992年以前閉館。
1990年の所在地は唐津市材木町2087。
跡地は「材木町有料駐車場」。

ロマン映劇/中央大劇/唐津中央大劇

1955年以後1958年以前開館。1982年以後1985年以前閉館。
1982年の所在地は唐津市材木町2987。
跡地は「材木町児童遊園」北西40mにある駐車場。

日之出館/日の出館

1955年以前開館。1963年以後1966年以前閉館。
1963年の所在地は唐津市材木町。

東宝大劇/唐津東宝大劇/唐津東宝大劇1・2

1957年開館。1997年2月16日閉館。
1995年の所在地は唐津市千代田町2109-90。
唐津市最後の従来型映画館。
跡地は「吉野家204号線唐津店」などが入る東宝ビルと駐車場。

★消えた映画館の記憶より

01
唐津へは唐津線を利用して行ってきました。
02
このようなロマンシングサガのラッピングが施された、
ロマサガ列車が期間限定で運行されていて、
03
周遊きっぷが販売されていたので、
久々に鉄道を利用してみようと思ったわけです。
04
昭和なディーゼル車のアナログ感がいいですね。
05
車窓には山と田んぼという、
典型的な日本のローカルな風景が広がります。
06
1時間ちょっとで、唐津駅に到着しました。
07
佐賀駅よりやや小振りですが、キレイな駅です。
まずは、唐津スカラ座・唐津センターシネマ跡へ向かいます。
08
唐津駅前は、南口・北口共整備が進んでいます。
09
裏に入ると、昔の名残を感じる通りとなります。
10
確かに唐津城の城下町の雰囲気が残っています。
11
歴史的景観を意識した商店の建物も目立ちます。
12
唐津と言えば、”唐津くんち”という事で、
曳山の写真パネルやポスター等を街中の至る所で、
見かけました。
13
この辺は、昭和な雰囲気が残っています。
14
大通りに出ました。
15
旧唐津銀行の建物です。
17
この先に唐津スカラ座・唐津センターシネマがあったようです。
18
この駐車場が唐津スカラ座・唐津センターシネマ跡です。
24
場所は、魚屋町の一角で町田川の側です。
22
駐車場の広さから考えると、
そこそこ大きな映画館だったのかもしれません。
1991年頃という比較的最近まで存在していたとの事です。

映画館があった痕跡は、見つけられませんでした。
25
次に、ロマン映劇/中央大劇/唐津中央大劇が、
あった場所へ向かいます。
この通りは、昭和の雰囲気がかなり残っています。
26
こんな昭和レトロな看板の喫茶店があります。
もしかしたら”ぜんざい”で有名?なお店かも。
27
しかしシャッターが下りた店舗も多く見られます。
28
これは漆喰が塗られた、蔵のような店舗です。
この隣に映画館があったようです。
28a
ここにロマン映劇/中央大劇/唐津中央大劇があったとの事です。
現在駐車場になっています。

駐車場の広さから見て、
それほど大きくはない映画館だったようです。
と言っても、地方都市にあった映画館としては、
標準的な規模だったのかもしれません。

1984年頃まで存在していたようです。

ここも痕跡はありませんが、
ブロック塀は、
映画館が存在した頃からあったのかもしれません。
29
近くにはこんな市場がありました。
ここも古そうです。
30
キレイなトイレがある公園があったので、
ちょっと休憩しました。
31
小さな公園の割には、充実した遊具です。
最近の子供は、公園で遊んだりしているのだろうか?
32
ここは側面が崩れてきている廃店舗です。
33
隣の店舗は撤去されているようです。
もういつ崩壊してもおかしくない程の劣化具合です。
35
先に進むと、閉店している店舗が目立ちます。

営業している店舗も、
昭和で時代が止まってしまったかのようです。
36
この電気店も周りのクルマが写ってなければ、
昭和の時代に撮ったと言っても気づかれないでしょう。
37
閉店している店舗からは、
何とも言えない物悲しさが漂っています。
38
この通りも映画館があった頃は、
賑やかだったんでしょうか。
39
この辺りは、駅周辺とは全く違う寂れた雰囲気ですが、
昭和レトロ好きにはたまらない通りでもあります。
かなり長時間散策してしまいました。

材木町にはもう一館、
日之出館/日の出館という映画館が、
1966年頃まであったようですが、
こちらは場所がわかりませんでした。
40
そして東宝大劇/唐津東宝大劇/唐津東宝大劇1・2
あった場所へやってきました。
41
この建物の場所に映画館ありました。
閉館する直前くらいに見た事があるので間違いないです。
42
何か映画館の痕跡でもないかと探していると、
43
この地図の中に・・
44
東宝ビル、(資)東宝大劇の名称がありました。
地図がちょっと古いのでテナントは変わっています。

現在は東宝大劇という会社が入っているのかどうかは、
不明です。

わずかに街の店舗地図の中に痕跡を見る事ができました。

唐津東宝大劇は、1997年2月16日に閉館となっています。

次は、西唐津駅近くにあった映画館跡と、
唐津-西唐津間にあった映画館跡です。

死ぬまでに観たい映画1001本 第五版
ネコ・パブリッシング
2022-11-11


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街歩きをしていると、
時折ディープスポットに遭遇するものですが、

今回は、まさかここにあるとは!

と言う場所に、ディープスポットがありました。
00
場所は、佐賀駅から南に延びる大通りからちょっと入った辺りと言う、
かなり開発が進んだような場所です。

佐賀駅の南と言えば、ホテルの廃墟と言うディープスポットが、
2023年1月現在まだ存在しているのですが、

それ以上のディープスポットが残っているとは思っていませんでした。
00a
近くには、昭和の雰囲気を色濃く残す店舗の建物があります。
00b
複数の飲み屋や飲食店が入った建物です。
なんとなくここが気になったから見に行ってみたのですが、
01
その先に古い家屋がある一角がありました。
02
昭和初期かそれ以前からあるような家です。
もちろん空き家だと思います。
03
その隣にはシャッターが下りた家屋があり、
シャッターには”伊東米店”と書いてあるようです。
電話番号は、かなり昔の番号だと思われます。

ご覧のように、二階が崩壊しかけています。
05
その隣にも空き家があります。
住人が居なくなってからかなりの年月が経っているようです。
07
正面から見ると、屋根が垂れ下がっていて、
近い内に崩れそうです。
08
裏に回ってみました。
右側の屋根が崩れてきています。
09
この子供用のブランコで、
幼い兄弟姉妹が遊んでいたのでしょうか。
10
自動車のサスペンションのスプリングのような物の側には、
中学生が自転車通学で被るヘルメットが転がっています。

ブランコで遊んでいた子供が中学生になり、
あのヘルメットを被って通学していたのでしょうか。

家の中にも家財道具が放置されたまま、
住人はいなくなっているようです。
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これは先ほどの”伊東米店”の側面です。
屋根の一部と壁の大部分が無くなっています。
12
この家の裏には、大きなボイラーのようなものがあります。
13
家の中は複数の小さな個室に分かれていて、
14
どの部屋も下半分がタイル張りになっていて、
ほとんどが壊れていますが、小さな浴槽が付いています。
15
つまり浴室だったようです。
あのボイラーでお湯を沸かしていたのでしょう。
16
この建物は、元々旅館だったのでしょうか。
その後米店となったのか?
17
ボイラーの奥には、こんな鉄の階段があり、
二階に上がれるようになっていました。

ここは使われなくなってから、
数十年は経っていると思われます。

佐賀駅の近くにこんな超ディープな一角が残っているとは、
驚きました。

おそらくそう遠くない時期に取り壊され、
新しいビルなどが建てられるのかもしれません。

その前に出会えて幸運?でした。

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