昭和30年代から40年年代にかけて建てられた団地も、
最近はほとんど見られなくなっています。
佐賀市内に残るそんな団地の一つを訪ねて来ました。
一見して住人はほとんどいないだろうと思わせる雰囲気を
醸し出しています。
団地の前には、子供用の遊具がありましたが、
当然と言うか遊ぶ子供の姿は見えません。
団地内に入ると、予想通りかなり荒れています。
住人がいなくなってから何年も経っているようです。
建物に”C”と言う金属の文字が取り付けられているのに気が付きます。
どうやらC棟のようです。
空き家になった住居は、どんどん劣化していきます。
空き家の扉の郵便受けには、テープが貼られています。
ほっとくと、空き家と知らずにDMなんかがどんどん
突っ込まれてしまうのかもしれません。
荒れ果てようとしている団地を歩いていると、
最盛期の様子を想像してしまいます。
最近の映画やドラマの題材によくある、
”文明が滅んだあとの街”
が現実に存在しているかのようでもあります。
完全に空き家だけかと思っていたら、
この一軒だけは、住人がいるようです。
この団地がいつまで存在するのだろうか?ここにいた人たちは、今どうしているのだろうか?
一軒だけの住人はどうなるのか?
日本で起きている少子高齢化問題の行きつく先はどうなるのか?
歩きながら、いろいろと頭を巡る団地訪問でした。
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