佐賀県内でもあまり見られなく無くなった昭和の団地。
今回は、佐賀市北川副町にある光法団地を訪ねて来ました。
ここは何棟もの家屋が建ち並んでいる、大規模な団地です。正直こんな大きな団地が残っているとは驚きました。
早速団地内を散策してみます。やっぱりというか、空き家が多いです。
広い団地内を歩いていると、
昭和の空間にタイムスリップしているかのような
気分になってくるほどです。
空き家は、住人がいなくなって何年も経っていると思われる所が多く、
劣化が進んできています。
1棟まるごと空き家も多いです。
無人になった月日を物語っているかのような、劣化してボロボロになった雨戸を見ると、
何か胸にこみ上げてくるものがあります。
住人のほとんどいない棟が並ぶ中を歩いていると、
例によって”文明が滅んだあとの街”を想像してしまいます。
例によって”文明が滅んだあとの街”を想像してしまいます。
この辺りは、住人が居住している棟が並んでいます。
歩いて見た感じでは団地全体の3分の2の住居には、
住人はいないようです。
おそらく住んでいる人たちも、
高齢になられている方が多いと思われます。
高齢になられている方が多いと思われます。
ここは、駐車場として使われている場所です。
仕切りのロープが切れていたりして、
一部しか使われていないであろう事が窺えます。
A05棟です。一部しか使われていないであろう事が窺えます。
鉄の棟番号の錆びの具合がかなりひどく、
そう遠くない時期に落ちて来るかもしれません。

団地内を歩いていると、奥の方にアヤシイ車が停まっているのに、
気が付きます。
ナンバーが付いていない軽自動車です。
ここに乗り捨てているのでしょうか。
まだ放置されてからそれほど経ってなくて、
普通に動くようにも見えます。
団地の人のクルマなのか?
団地の人のクルマなのか?
それとも誰かが乗り捨てて行ったのか?
そう言えば、子供の気配が全くない・・
とか思っていたら、

団地の中心に、公園がありました。
鉄棒は、錆びついていて最近使われた形跡は、ありません。ブランコは、使用禁止になっていました。
最近は回転系の遊具は危険だという事で、
公園から撤去されているようですね。
ここで遊ぶ子供は、もういないのか?
とか思っていたら、
地面に最近書かれたようなアイアイ傘の絵を見つけて、
ちょっとホッとしました。
団地の端には、
住人の人達が管理していると思われる花壇があります。
冬なので当然花は咲いていませんでしたが、ベンチとテーブルが置いてあったので、
団地の人たちの憩いの場となっているのでしょう。
光法団地の周りには、新しい住宅がどんどん建ってきているので、
団地に入るとそのギャップから、
よりノスタルジック感が増すようです。
いつまで存続するのかわかりませんが、
作り物の昭和ではなくて、
今でも現役なところに価値があるのかもしれません。
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