以前紹介した佐賀の昔の映画館を紹介しているフリーペーパーSAMOMAや、

映画館データーベースサイト”消えた映画館の記憶”で、
佐賀の映画館を調べていたら、

とりあえず佐賀市の映画館跡地に行ってみました。
果たして痕跡は残っているのか?
まずは大映があった場所です。
1971年に大映は倒産しています。
現在第一生命ビルとなっています。
と思っていたら、新たな資料により、
第一生命ビルは当時から存在していて、
佐賀大映は、その左のビルだったことがわかりました。
1971年に大映は倒産しています。
現在第一生命ビルとなっています。
と思っていたら、新たな資料により、
第一生命ビルは当時から存在していて、
佐賀大映は、その左のビルだったことがわかりました。
第一生命ビル南側の新道商店街入り口には、
朝日館がありました。
朝日館がありました。

こんなに看板だらけだったとは信じられません。

これは取り壊される直前の朝日館です。
1995年に閉館して、1階で飲食店と喫茶店が営業していました。
たまたま通りがかかった時に取り壊しが進んでいて、
物悲しくなったのを覚えています。
隣にあった質屋も無くなり、現在駐車場となっています。
いつまであったのでしょうか?
平成に入ってからもあったのか?
次に松原神社の参道になっている、
新馬場通を見てみます。ここには平和劇場がありました。
この麻雀屋の建物は、なんとなく映画館だったところにも見えますが、
どうなんでしょうか?
その向かい側の建物が、平和劇場だったと思います。建物は現存していますが老朽化が進んでいるように見えます。
映画館は、1989年に閉館となっているそうです。
現在飲食店が入っていて、
奥は、有料駐車場になっています。
この辺りの古い建物は、取り壊しが進んでいるので、
ここも近い将来取り壊されるのかもしれません。
庄屋の隣でレンガの塀の向こうのアパートの場所です。
1990年9月24日に閉館したとの事です。
ここで3本立ての映画を観て、1日過ごしていた事を思い出します。
次は、有楽があった場所です。

昭和35年の有楽です。飾り付けがスゴイですね。

昭和38でもまだ道を跨いだ看板が掲げてあります。
こんな飾りつけはいつまで続いていたのでしょうか?

1985年にセントラル会館となり、
2006年8月に閉館となりました。

有楽の隣にあった東映です。
現在は、駐車場になっています。

昭和30年の松竹です。奥に見える東宝もそうですが、
映画館の建物が独特で味わいがあります。

現在は、セントラルプラザとなり2007年に開館した、
シエマが入っています。

昭和35年の日活です。
後に成人映画専門となり2000年頃まで営業していました。
現在は、セントラルパレスという飲食店が入ったビルになっています。次に愛敬町に移動します。
1973年頃閉館して、現在は駐車場となっています。

唐人町の村岡総本舗がある場所は、
佐賀昭和東映劇場という映画館が、1966年頃まで存在していたようです
ここに映画館があったのかと思うと、
なんとなく映画館の建物のようにも見えてきます。
佐賀駅の南の通りにある、
キャリアサプライの左のビルの場所には、
佐賀駅前映画劇場/佐賀名画座という映画館が、
1970年前後まで存在していたらしいです。
ちなみにキャリアサプライは、かつてラジコン屋でした。
国道263号線との角には、若草不動産ビルがあります。
ここは、若草映劇という映画館だったとの事です。
ここも1970年ごろまで存在していたようです。
一通り見て回って、
かつて佐賀市内に多くの映画館が存在していたという痕跡は、
ほぼ消えている事が確認できました。
昭和30年代の賑わいを覚えている人も、
もう少ないのかもしれません。
佐賀県内の他の地区の映画館跡地も、