佐賀の町歩きシリーズ。

今回は佐賀市川副町犬井道を歩いてみました。
ここは筑後川河口で有明海に近く、
海苔養殖が盛んな漁師町です。

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北川副小学校の南側の通りが、商店街となっています。
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商店街の入り口には、文房具店があります。
今では少なくなりましたが、
小中学校の近くには、必ず文房具店がありました。
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その先は、空き地となっています。
かつては店舗が並んでいたと思われますが、
多くのローカル商店街と同じように、
閉店してしまっているようです。
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左に見えるオレンジ色の看板は、
某有名化粧品会社の販売店です。
商店街や住宅街でよく見かけます。
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右側の空き地にも数店舗建っていたと思われます。
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その向かい側には、旧家の門があります。
この地で財を成した地元の名士の屋敷かもしれません。
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さらにその先にも空き地があります。
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手前にあるクリーニング屋さんと惣菜屋さんは、閉店しているようです。





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ここは何の店だったのか分かりませんが、
かなり前に閉店しているようです。
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ここは電気屋さんですが、やはり閉店しているようです。
とにかく閉店しているお店が多い印象です。
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この衣料品店は、営業していてお客さんのお出入りもありました。
”むつごろうシール”という独自のシールまであるようです。
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この金物店は、かつて映画館だったと思われます。
消えた映画館の記憶”というサイトの情報によると、
この位置になります。

建物の形状からも元映画館に間違い無いでしょう。
閉館したのは1966年頃とのことですが、

映画全盛期には、どんな小さな町にも映画館があったみたいです。
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古い建物に付いていたこの看板が目に留まります。

ホテル朝風

ご休憩500円ヨリ
ご宿泊1500円ヨリ

佐賀駅前昭和バス南側

佐賀駅のすぐ近くにあったホテルのようです。

一体いつ頃の看板でしょうか。
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この病院の建物は、昭和レトロな雰囲気です。
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入り口も昭和の個人病院そのままです。



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その先には、割と大きな神社があります。
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ちょっと散策してみます。
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海童神社という神社でした。
sagabai.comによると、以下のような経緯で建立されているようです。

龍造寺隆信が成富甲斐守大蔵信種に命じて創建した神社、祭神は龍神。
450年前の建立より毎年行われている「お粥占い神事」が有名。1月1日の「歳旦祭」にお供えした米を、2月15日に「お粥炊き」し、本殿に1カ月お供えした後、3月15日早朝に「お粥開き」を行い、
お粥に生えたカビの色具合を見てこの地域の1年間の吉凶を占います。
なんとあの毎年ニュースで見る、
お粥に生えたカビで占う神事が行われている神社がここでした。

同じような神事は、みやき郡の千栗八幡神社でも行われています。
その千栗八幡神社の石段は、
あの柔道の古賀俊彦氏がトレーニングしていた事で知られています。
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境内の中に入ってみます。
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公民館兼祭祀の時の舞台になりそうな建物があります。
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社殿の中を見ると、
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天井には、絵巻物のような日本画が描いてあります。
これだけ多くの絵が描いてあるのは珍しいかもしれません。
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佐賀の神社と言えば、樹齢数百年の楠木です。
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神社の先にも商店街が続いています。
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靴屋さんですが、閉店していました。
看板のロゴマークとアルファベットがいい味出しています。
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その先に、いかにも昭和なたばこ屋さんがありました。
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と言っても、だいぶ前に閉店しているようです。
とは言え、この店構えの懐かしさがなんとも言えません。
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その先の店舗も閉店していて、何の店舗だったかはわかりません。
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商店街はここまでで、その先は住宅街となっていました。

映画館の跡地調査をしなければ、訪ねる事は無かった犬井道の町ですが、
懐かしい昭和の痕跡が残る、典型的な地方のローカル商店街でした。