佐賀の映画館跡を訪ねるシリーズ「神崎編」で、
場所が特定できなかった映画館、
「曙座」の場所がわかりました。
先日吉野ケ里歴史公園の発掘現場見学に行ったのですが、
見学を終えて、東のメインゲートの休憩室で休憩していたら、
「長崎街道神崎宿昭和のおもいで街道」と言う、
昭和30年代の神崎宿の地図が貼ってあることに気が付き、
「曙座」があったと思われる付近をよく見て見ると、現在も営業している”モモツナ”という店舗の裏側に、
あけぼの座と言う建物がありました。
ここが”曙座”に間違いないと思われます。
モモツナの隣には釣具屋と駄菓子屋があったようです。
後日場所の確認に行ってきました。
この郵便局とコスモスの交差点を渡った先です。かなりの店舗のシャッターが降りています。
この閉店している自転車屋の向かい側が、「モモツナ」です。女性用衣料品店です。
隣にあったらしい釣具屋と駄菓子屋は、
影も形もありません。
いつ頃まであったのかも何となく気になります。
現在そこは、アパートとなっていました。曙座がどんな建物だったのかは分かりませんが、
あけぼの座というくらいなので、
劇場のような建物だったのかもしれません。
やはり佐賀劇場のような建物だったのでしょうか?
しかしあらためて見ると、佐賀劇場、
とんでもなく立派な建物ですね。
アパートの駐車場には、こんな旧車が停まっていました。
これは初代カローラではないのか!
当時からのナンバーで、ちゃんと現役で動いているようです。
しかもなんとトヨグライドという、
当時のオートマ仕様車でした。
一体いつからここにあったのか?
初代カローラは1966年から販売されているので、
その当時からずっとここにあったのでしょうか?
曙座は、1965年頃閉館しているようなので、
このカローラは、それより後からあったという事になります。
しかし初代カローラの頃にはもう神崎の映画館は、
神埼新世界映劇のみとなっていました。
このカローラが生まれた昭和41年は、
本格的なマイカー時代が到来して、
テレビも一般家庭に広く普及した頃で、
同時に多くの映画館が閉館しています。
数年前全盛期だった映画館が、
急速に廃れて行った年と言えるでしょう。
新しいライフスタイルの象徴が、
この初代カローラだったのかもしれません、
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