神崎宿から東へ向かったところに、
長崎街道唯一という一里塚が残っているというので、
確認してきました。
ついでに櫛田宮から一里塚まで歩きながら、
街道の様子も見ていきます。
街道の様子も見ていきます。
景観の整備などは全く行われていないですが、
なんとなく街道の雰囲気が残っています。
この奥にあった建物は無くなっています。
一体どんな建物があったのか？
いかにも昔からここで営業していそうな、菓子店です。
口コミによると、手ごろな価格の和菓子を多品目売っているようです。
しかし歩いていると、主要な道路の役目を終え、
”取り残された雰囲気”が漂っているのを、
ひしひしと感じてしまいます。
橋の上には、JRC（日本無線）の
監視装置らしきものが取り付けられています。
監視装置らしきものが取り付けられています。
おそらく水位を監視していると思われます。
三本松橋の三本松とは、
このすぐ近くにある一里塚の松？なのでしょうか。
自動車整備工場かと思ったら、フィットネスジムでした。
最近ジムがあちこちに出来ていますね。
江戸時代初期に徳川家康の命により、
街道の一里毎に設置されたとの事で、
長崎街道に残っているのは、ここだけらしいです。
高さ4メートルほどの小山で、
周りは石垣なっている堅固な作りです。
周りは石垣なっている堅固な作りです。
階段で上に上ると、佐賀県遺産の認定証があり、
ここに”ひのはしら”の由来が書いてありました。
それによると、櫛田宮の緋色（赤色）の鳥居が立っていた事から、
”ひのはしら”と呼ばれるようになったとの事です。
あらためて塚の周りを見てみます。
まるで城の石垣のようです。
しかしよく見ると、石の積み方に違いがあります。
これは江戸時代初期の”切り込みハギ”と言う、
石の形を揃えて積み上げる手法のようですが、
この部分は、乱雑に積む”乱積み”で、
ここはキレイに並べる”布積み”となっています。
なぜ途中で積み方を変えてあるのか？
積んだ担当者（地区）が変わったのか？
それとも何か強度的な問題が生じて変えたのか？
気になります。
ここから先は、田んぼが広がっています。
江戸時代から変わらない光景かもしれません。
ひのはしら一里塚、地味ながら見所のある史跡でした。
