佐賀県各地の映画館跡を訪ねながら、
街歩きをするシリーズ。
と言っても、
今や映画館跡の建物などはほとんど残っていないので、
ほぼ街歩き記事となっています。
基山町は佐賀県東部に位置して、
福岡県と接する町です。
ここは通過した事はあるものの、
街歩きするのは初めてです。
基山（きざん）にある草スキー場や、
つつじ寺で有名な、大興善寺があります。
また基山は、1350年前に築かれた
古代の城跡がある事でも知られています。
ここには、以下のような映画館がありました。
消えた映画館の記憶より佐賀県三養基郡基山町（1961年・1962年・1963年）銀星
開館年 : 1960年頃
閉館年 : 1963年頃
1960年の映画館名簿には掲載されていない。
1961年・1962年・1963年の映画館名簿では「銀星」。
1964年の映画館名簿には掲載されていない。
https://hekikaicinema.memo.wiki/
銀星という映画館が、
1960年頃から1963年頃まで存在していたようです。
1960年頃から1963年頃まで存在していたようです。
ちょうどテレビの普及期と重なったため、
わずか3年ほどで閉館となったのでしょう。
ここから駅の方へ向かいます。
ここには、Aコープ基山店がありますが、
すでに閉店しています。
特にこれと言った情報は見つかりませんでした。
この建物がかなり古そうで、
大きさや看板など、元映画館に見えなくもありません。
閉店してしまったのでしょう。
Aコープの隣は農協の建物があり、
裏は広い駐車場となっています。
ここは地元のスーパーです。
道を隔てた向こう側には、
こじんまりとした、ショッピングモールがあります。
駅前は再開発で古い建物などは見当たりません。
基山の散策マップ
福岡へのアクセスがいいので、
駅の利用者も結構多いのかもしれません。
地元の工芸品が展示されているスペースです。
お笑い芸人”どぶろっく”の出身地が基山らしいです。
あのキングダムの作者も基山出身でした。
JR以外に、甘木鉄道の駅も併設されています。
基山は色々と利便性が高いようです。
旧街道沿いを歩いてみました。
意外とこのような旧家がいくつも残っていました。
川崎屋という、元小さなスーパーらしき店舗跡です。
閉店してからかなりの年月が経っているように見えますが、
この建物がなんとなくその前は、
映画館だったのではないだろうかと思わせる外観です。
小さな映画館だった雰囲気があります。
その先も旧街道の面影が残っています。
そのすぐ先は、橋があって、
大きな道路が通るアンダーパスになっています。
その先は左側にあったであろう建物は、
撤去されていて更地になっています。
さらにその先には、長崎街道の小さな案内板があり、
そこを曲がると、
このように古い建物が残っていました。
ここは江戸時代から存在しているような建物です。
清酒基峰鶴キホウツルの看板がある事から、
酒蔵でしょうか。
銀星の場所は特定できませんでしたが、
駅前にあったとしたら、
再開発で建物も無くなっていると思われます。
あの川崎屋がちょっと怪しいですが、
どうなのでしょうか。
それにしても、
旧街道沿いに往時を思わせる古い建物が、
何軒も残っているのには驚きました。
保存整備すれば、
ちょっとした観光名所にもなりそうです。
