武雄市の佐賀県立宇宙科学館ゆめぎんがで開催されている、

「月をめざしたアポロ展」

を見てきました。

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科学館は現在改修工事中で、足場が組んであります。


駐車場は、数か所に分かれていてかなり広く、
数百台分の駐車スペースがあります。


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入口へと続く階段の前には、こんな記念撮影用のお立ち台があります。


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料金は、大人510円、プラネタリウム510円、セットで910円と
なっています。


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正面玄関には、マーキュリー宇宙船(レプリカ)が、
展示されています。



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マーキュリー宇宙船の説明です。


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底部は、耐熱板になっていて、ロケット噴射ノズルが取り付けられています。
このノズルは、大気圏突入時に燃え尽きると思われます。

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ダミー宇宙飛行士が乗っているコックピットです。

これが驚くほど狭くて、
ほとんど身動きが取れないのではないかと思われます。


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とにかくたくさんのスイッチ類と、配線がぎっしり詰まっています。


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先端には、大気圏内に戻ってきたときに開くパラシュートが、
収められています。


このマーキュリー宇宙船、思ったより小さくて内部は非常に狭く、
ここに数時間座って操縦していた宇宙飛行士は、
身体的もメンタル的にも、相当強靭でなくては務まらない事が、
想像できます。


まさにライトスタッフ(適正な資質を持つ者)です。

これを見ただけでも、かなりの満足感がありました。








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こちらは、特設会場内に展示されている月の石です。

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これは、珍しい旧ソ連の無人探査機「ルナ」が、
持ち帰ったという月の石です。



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隣には、アポロが持ち帰った月の石が、展示されています。
貴重なモノなので、本のひとかけらとなっています。


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やっぱりみなさん、興味津津で凝視されていました。




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米ソ共に、宇宙開発では事故で宇宙飛行士が亡くなっています。
文字通り、命をかけた挑戦です。


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これは、ほとんど知られていない旧ソ連の有人月探査計画です。



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アポロと違って、先に月面に無人探査車や帰還用のロケットを送りこんでから、
月着陸船で、宇宙飛行士を送り込む予定だったようです。

しかし大型ロケット開発失敗等の理由で計画は、頓挫しています。

ちなみにルノホートと言う、無人月面探査車は実際に打ち上げられて、
地球からの遠隔操作で、月面を走り回り探査を成功させています。

その後のソ連崩壊で、ルノホートの技術がアメリカに渡り、
火星探査車の技術に生かされているそうです。



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これは、アポロ宇宙船が地球を出発してから帰還するまでの過程です。
かなり複雑な段階を経ている事がわかり、
タイミングなど難しそうです。


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人類で初めて月面に立った、ニール・アームストロング氏は、
2012年8月に亡くなられています。

アームストロング氏が、アポロ11号の船長に選ばれたのは、
ジェミニ8号での異常回転の制御と、月着陸訓練用の垂直離着陸機の故障時に、
咄嗟の判断で、緊急脱出を行った実績が評価されたからだという。

緊急事態でも沈着冷静な判断が出来る、すぐれた宇宙飛行士だったという事ですね。

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メイン展示物、アポロの宇宙服と船内用作業服です。


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宇宙服の胸の所には、四角いコントロールボックスが付いています。

数本のパイプは、背中の生命維持装置に繋がっています。

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コントロールボックスには、スイッチ?が付いていて、
O2、CO2の文字が見られます。

酸素と二酸化炭素の濃度は、常にチェックするようになっているようです。

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ヘルメットのシールドは、スモークになっていて、
中は見えませんでした。

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背中の生命維持装置は、こんなに巨大です。


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上部には、アメリカの国旗が貼ってあります。


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後ろから見ても、巨大です。

中央にNASAのエンブレム下部には、
説明書のようなものが、貼ってあります。

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どうやら宇宙服の中を循環している、水の交換手順のようです。
こんなものは、展示物を近くで見ないとまずお目にかかれません。



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宇宙服各部の説明です。

真空で、温度変化の激しい宇宙空間と月面で、
生存できるよう技術の粋を集めて作られています。




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アポロ11号当時の写真誌や記念メダル類です。


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アポロ計画のエンブレムです。

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企画展の出口に、思いを書いたラベルがたくさん貼ってありました。


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ジャンプしたいとか、星を地球に持って帰りたいとか、
うちゅうで2年間くらいたいとか、

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うちうひこうしになりたいとか、骨を宇宙にとばして星になりたい、
などいろんな思いが書いてありましたが、




気になったのは、この二つです。

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働いたら負け(34歳無職)

じゃあどうやって生きてく?(27歳サラリーマン)




ロマンから現実へ引き戻されたのでしょうかw




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最後に、テラスからマーキュリー宇宙船を見るとこんな感じです。
人物と比べると、いかに小さいかがわかると思います。


というわけでこの企画展、マーキュリー宇宙船と宇宙服を見るだけでも、
行く価値があると思います。



この企画展は、2019年2月11日まで開催されます。





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