佐賀の古い商店街を記録に残すシリーズとして、
白石町の商店街を歩いてきました。
まずは、肥前白石駅からです。
どうやら近年建て替えられているようで、
近代的な駅舎となっています。
基本無人駅らしく、窓口は閉じられていました。
路線図と運賃、時刻表です。
概ね1時間に1本のようです。
この歩道橋で、むこう側へ渡れます。
駅の外は、なぜか鐘が備え付けられていて、りんりん公園という名前になっています。
これは、駅舎の中に展示されていた昔の写真です。
これが昔の駅舎のようです。
石焼いもの軽トラが、懐かしいですね。
日付が無いのですが、おそらく昭和40年代?ごろの写真でしょうか。
こちらは、歩道橋の上から撮られたようです。
近くの高校生が、通学に利用していたようです。
※現在も高校生に利用されています。
これが、駅前の様子です。
駅前商店街などは無く、住宅しか見当たりません。
こちらは、別の方角です。
なんとなく、かつては駅前商店街だったような名残があります。
駅のすぐ近くにあった、白石娯楽センターという建物。
パチンコ屋だったようです。
もちろんかなり前に閉店しています。
メインストリートの一角に、昔ながらの食堂がありました。
文字が消えかかっていますが、白石屋という屋号です。
適当に?置いてある見本が、昭和な感じです。
これが、白石の(旧)メインストリートである商店街です。
閉店している店も多く、お世辞にも賑わいを感じる・・・
とは、言えません・・。
閉店して、何年になるのか?
こんなひさしが傷んでいる元商店を、多く見ました。
こちらは、営業中です。
旗やのぼりや横断幕を制作するお店のようです。
このように何かここでしか手に入らないようなものを扱うお店は、
生き残れるのかも知れません。
この店舗も、間もなく閉店するようです。
ここは、地域のコミュニティセンターのような場所です。
その先の様子も、さびしい感じは否めません。
中には、新しくできた店舗も少数ですが、ありました。
この時計店は、営業しています。
今の時代、時計を時計店で買ったり修理したりすると言う需要は、
あるのだろうか?
あるから営業しているのでしょうが・・・。
このお好み焼き屋は、人気がありそうな雰囲気を感じました。
うなぎ屋は、閉店しています。
地元の子供(中学生?)が、描いたと思われる絵が異彩を放っていました。
懐かしさを感じる脇道です。奥は、お寺です。
場末の飲み屋街の一角にありそうなバー(の跡地)です。
閉店した写真屋。
デジカメの登場と共に、写真屋さんは激減しました。
今も営業しているところは、
何かに特化(結婚写真とか)したり技術を持っているのでしょうか。
ここも脇道です。
神社の参道になっているようなので、ちょっと奥まで行ってみます。
どこにでもある、典型的な神社があらわれました。
神社によくある子供の遊具ですが、最近使われた形跡は見られません。
昔は、学校から帰ってきたらこんな遊具で遊ぶのが、
定番の一つだったのかもしれませんが、
最近は、ゲームをしたり塾や習い事に行くので、
神社の遊具で遊ぶ事など無くなってしまったようです。
コンビニが出来る前は、こんな商店でお菓子などを買っていたものですが、
今や絶滅寸前になってしまいました。
ここは、かつて文房具屋だった商店のようです。
そう言えば学校の前に必ずあった、個人経営の文房具店も、
今はほとんどありませんね。
この居酒屋は営業しています。
手書きの”今日わ”が、いい味出しています。
窓の中に見えるカーテンの劣化具合から、
相当昔に空き家となったであろう民家です。
その先は、(以前はあったであろう)店舗がなくなり、
民家となっています。
国道へ合流する地点には、
こんな看板が立てられていました。
再びここが“元気”になる事があるのでしょうか?
もしかしたら時代が巡って、街の商店街が必要とされるようになるかもしれません。
そうなることを祈りつつ、白石商店街歩きを終えました。
【寂れていく商店街の記録】新道商店街
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片田江交差点から西へ100mほどの所にある、
第一生命の交差点から南へ入ると、
新道商店街という、古い商店街があります。
かつては、入り口に大映の映画館や朝日館があり、
賑わいを見せていたそうですが、
現在は、閉店した商店が多いいわゆるシャッター街と、
化しつつあります。
そんな新道商店街を歩いてみました。
信号待ちしている車の方向が、
新道商店街への入り口です。
第一生命の裏にあった、佐賀市民会館の解体工事が、
ついに始まりました。
佐賀市民会館は、すでに2年前に閉館しています。
解体工事は、今年の5月まで続くようです。
果たして跡地はどうなるのでしょうか?
新道商店街の案内板です。
かつてはたくさんのお店があったようですが、
現在は、どうなっているのでしょうか?
市民会館の前に、昔からある質屋です。
2年前に強盗が入って大騒ぎになっていました。
その後強盗は、逮捕されたとのことです。
質屋の隣の駐車場に映画館(朝日館)が、ありました。
案内板の裏は、ステーキハウスれんが屋です。
ステーキで有名なお店です。
その向かい側には、すし屋とラーメン屋(東洋軒)が、あります。
東洋軒は、佐賀では珍しい札幌ラーメンのお店です。
古銭を扱っているアオナスです。
相当昔からあると思います。
ショーウィンドウに、記念コインが展示されています。
このお店は、お客さんが頻繁に来る様子もないですが、
どうやって商売をしているのか気になります。
その先には、写真館(左側)がありましたが、
現在駐車場になっていました。
元たばこ屋(雑貨屋)だったコンビニですが、
コンビニとしての営業は、ほぼ終了している感じでした。
大橋うなぎ屋
普通に営業していますが、
繁盛しているのかどうか?
知る人ぞ知るうなぎ屋となっている可能性は、あります。
光が反射していてすみませんが、
注目すべきは、うな玉丼550円です。
うなぎ丼にしては、安いですね。
どんなうな丼なのか気になります。
その隣の花屋さんも普通に営業しています。
高柳豆店
豆専門店のようです。
ここもかなり古くからあるようです。
お店に来るお客さんがそういるとは思えません。
どこかに卸しているのでしょうか?
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この辺りは、シャッター商店が続きます。
この写真館は、営業しています。
デジカメの普及で、DPEのお店は無くなりましたが、
こんな写真館は、そこそこ残っているような気がします。
やっぱり写真の技術があるからデジカメになっても、
需要は無くならないようです。
その隣の歯科医院も営業しているようです。
歯科医院も数が多くて、繁盛店?とそうでない所の差が大きいと、
聞いたことがあります。
ここはどうなのでしょうか。
その向かい側も普通の住宅とシャッターが閉まってます。
ウィッシュという美容室は、営業しています。
その隣には、新道ストアーというスーパーが数年前まで営業していました。
新道ストアーの隣は、お茶屋さんでしたが閉店しています。
向かい側の角には、文房具屋がありましたが現在住宅となっています。
県立病院好生館があった所には、佐賀メディカルセンターという
建物が建っていました。
新道商店街の南端から北を見たところです。
東へ向かう角には、自転車屋があります。
隣にも商店があったようですが、現在空き地となっています。
自転車屋の前から東を見たところです。
東へ進んですぐの左手に、付属幼稚園の入り口があります。
この辺りの建物は、古くからの商店街の名残を留めています。
交互に開いていたり閉まっていたりしながら商店が連なっています。
とり一という唐揚げ屋は、人気店らしいです。
その右隣の商店は、大分前に閉まっているようです。
この辺りの店舗は、軒並み閉店しています。
そんな中で、頑張って営業しているのがこの商店です。
なんだか昭和30年代で時間が止まっているかのようです。
この衣料店も普通に営業しています。
その向かい側にある薬局は、閉店していました。
衣料店の隣には、"Home"という
SportsBarなる店がありますが、
シャッターが下りている所しか見た記憶がありません。
果たして、営業している(いた)のでしょうか?
東の端から西を見たところです。
この商店街は、昔(昭和30~40年代)は大変賑わっていたらしいですが、
現在、3分の2の商店は閉店していて典型的な地方の寂れた商店街となっています。
商店が入っている長屋の建物も老朽化が進んでいるので、
そう長くは持たないと思われます。
それでも昭和の商店街の雰囲気を感じることができるので、
散策してみる価値は、あります。
昭和の商店街が無くなっていくのは寂しいですが、
これも時代の流れで仕方がない事なのかもしれません。
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