2020年、年末の佐賀市内の様子を見に行こうと思って、
どこにしようか検討した結果、
以前歩いた、新道商店街がどうなっているのか気になったので、
新道商店街を再度歩いてきました。
松原神社角の交差点です。
交差点から新道商店街方向を見たところです。
かつて市民会館があった所は、病院になっています。
その市民会館が5年前に閉館した時の写真です。
この案内板にある店舗も大分閉店しているようです。
かつて質屋と映画館があった場所は、駐車場になっています。
映画館と質屋があった面影は、まったくありません。
ちなみに数年前、朝日館跡と質のニシカワがあった頃は、
こうなってました。
そこにあった建物が無くなると、
何があったのかは、あっという間に忘却の彼方に消え去ってしまうものです。
案内板の近くにある電話ボックス。
災害などに備えて、一定数の公衆電話を設置してるそうですが、
最後に公衆電話から電話をしたのはいつの事だっただろう?
テレホンカードなんかまだ存在しているのか?
札幌ラーメンで有名な、東洋軒です。
営業はしているようですが、どうもランチタイムだけのようです。
ここは、なんかしゃれた感じのショップというか、
何かの工房のようです。
古銭のアオナスは、普通に営業しています。
お客さんが頻繁に来るような店では無いですが、
長年存続しています。
どんな商売をしているのか?
その先の路地に入ってみます。
角には、狭い敷地にぴったりハマったような新築の家が売りに出されています。
この駐車場にも、かつては4階建て?のアパートがあって、
1階には、店舗が入っていました。
その向かい側の路地には、こんな昭和の雰囲気が残っています。
元の路地を奥に進みます。
喫茶ルパンは、営業しています。
おそらく昔からの固定客がほとんではないかと思われます。
その先は、古い建物はほぼ無くなっていて、
ホテル山水荘があった場所は、住宅地となっています。
この辺りも古い建物が建っていたと思いますが、
現在は、広い駐車場になっています。
今歩いてきた路地を振り返ると、こんな光景です。
新道商店街に戻ってきました。
大橋うなぎ店のメニューです。
うな玉丼が550円と安いですね。
その隣の花屋さんも営業しています。
向かいのRショップは、一応開いていますが、
ほとんどコンビニの末期のような状況です。
この豆店は、閉店しているようです。
歩いてきた通りを振り返ると、
こんな感じで多くの店舗のシャッターが閉まっています。
デジカメの普及で、写真のDPEショップは、無くなってしまいましたが、
写真館は存続しているところが多いようです。
やはりプロの写真撮影技術は、
デジタルになっても生かせるという事ですね。
そこから西側へ延びる通りです。
ご覧のようにシャッターが下りている店舗が多いです。
こんな小さな美容室は、地域に根付いているようで、
営業しているところが多いようです。
新道ストアーという個人経営のスーパーがあったところです。
閉店して10年近くになるでしょうか。
かつてはよく見かけた、
個人経営のスーパーもほとんど絶滅してしまいました。
この建物も撤去される日は、そんなに遠くないのかもしれません。
撤去されたと言えば、
ここには、100年近く続いたという文房具店がありましたが、
数年前に閉店して、駐車場になりました。
学校の側には必ずあった、文房具店もほとんど見なくなりましたね。
その向かい側にある自転車屋です。
佐賀市は、全国でも自転車屋が多いことで知られて?いましたが、
個人の自転車屋も大分少なくなってしまいました。
個人経営の自転車屋の経営者は、どこも高齢になられていますね。
今度来るときには、この自転車屋は存在しているのか?
その先を見ると、所々歯が抜けるように建物が無くなっています。
街の電気屋も技術があり地域に根差しているから、
大型量販店や通販があっても生き残れるのかもしれません。
10年くらい前までは、弁当屋やたこ焼き屋などそれなりに営業していましたが、
ほとんど閉店しています。
この辺りにも店舗が並んでいたはずですが、
ご覧のように駐車場と化しています。
ここにも店舗があったハズですが、通路となっています。
その先は、昭和30年代くらいから建っていると思われる店舗が連なっています。
昭和の光景として残しておきたい気はしますが、
そうはいかないでしょうね。
このたこ焼き屋から数店舗は、閉店してから何年も経っているようです。
振り返るとこんな感じです。
昭和30年代~40年代頃の年末の夕方は、
どれほど賑わっていたのだろうか。
この”とり一”というから揚げ屋は名物店らしく、
予約客が時折訪れていました。
この衣料店も商店街でずっと続いている店舗の一つです。
介護用衣料や通販などに活路を見出して、
上手くやっているのでしょうか。
ここが、新道商店街の東の端となっています。
そして水ケ江の商店街を、片田江の交差点方向に歩いていると・・・
空き地になっている場所に気が付きました。
ここは確か、古本屋があった場所です。
これは3年ほど前に撮影した写真です。
この時には、完全に閉店していました。
2008年頃撮影した、西村温故堂書店です。
最後に営業していた時期が、この頃です。
感じの良い優しそうなおばあさんと、
息子さんらしき人が店番をしていましたが、
徐々に開いている日が少なくなり、
やがてひっそりと閉店してしまったようです。
ここに古本屋があったことなど、
ほとんどの人は、忘却の彼方に消え去ってしまっているのかもしれません。
その後あのおばあさんと息子さん?は、どうなってしまったのか?
もう思い出の中だけの存在となってしましました。