佐賀県でと言うより、全国でも有名な遺跡と言えば、

吉野ヶ里遺跡ですね。

現在は、吉野ケ里歴史公園として毎年全国から多くの人が訪れています。

吉野ヶ里遺跡は、約2000年前の弥生時代の遺跡ですが、

最近発見された、東名遺跡(ひがしみょういせき)は、
なんと8000年前の縄文時代の遺跡です。

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貯水池の造成中に発見されたこの遺跡は、驚くほど大量の遺物が発掘されています。
まだ仮の展示室しかありませんが、それでも見る価値十分です。



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この建物の中に展示室があります。

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展示室の入り口です。

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展示室の内部です。
まだ仮の展示状態です。






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これは貝塚の断面です。
数千年分のゴミが堆積しています。



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発掘された人骨です。
このような完全な形で8000年も残ることは、稀なことらしいです。

ここが海底になり、泥に埋まったためここまで完全に残ったとのこと。


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当時の人が食べた動物の骨です。

すっぽんやシカや犬、オオカミなど多種多様な動物を捕獲していたようです。

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そしてこの遺跡の最重要遺物がこの編みかごです。


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これが腐食せずにほぼ当時のままの状態で発掘されています。


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これが再現したレプリカですが、ちょっと前の農家や漁師の家に
普通にあったようなカゴの形状に驚かされます。

この中にどんぐりなどを入れて、地中に埋めて保存食としていたようです。

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当時の想像図ですが、豊かな生活を営んでいたようです。



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この貯水池の造成中に発見されました。

縄文時代の遺跡として、有名なのは、青森県の三内丸山遺跡ですが、
この東名遺跡は、近い将来その三内丸山遺跡に匹敵するほど

注目されることになるかもしれない貴重な遺跡です。
まだ知る人ぞ知る遺跡ですが、必見の遺跡です。


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